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気心を知れた友達と、「Sっぽいところあるよね」「実は、Mでしょ?」なんて冗談めいた会話ってありませんか。もちろん、冗談として受け流すでしょう。でも、「言われてみれば」と、ふと気づかされることってありませんか。と同時に、「自分は、ノーマルだ」「SでもMでもない!」と否定してみたり。

私は、そう思っていました。何か、心の中でモヤモヤしているのです。だったらSMショーを見て、はっきりさせようと思い、SMバーについて調べてました。男性客のチャージ料は、1万円近くするのに対し、女性は1000円くらいとかなり安いです。また、お店によっては、チャージ料が3000円で飲み放題だったりします。好き嫌いはあるでしょうが、ショーを見ながらですから、バーで飲むことを考えれば、女性は、かなりリーズナブルです。

SMショーを見て、おもしろくなくても、お酒が安く飲めればいいや、くらいの軽い気持ちで、横浜のとあるSMフェティッシュ・バーに行ったのです。店内に入るには、勇気がいりますが、いざ入ってみると、薄明りの店内に私のような一人客の女性が結構います。

しばらくすると、SMショーが始まりました。その模様は、ぜひご自身で確かめてもらいたいので、ここでは割愛します。ただ、虐げられ、肉体的、精神的な苦痛を与えられているにも関わらず、それを懇願し、恍惚とした表情で感じている女性を見ていたら、私もああなりたいと思ってしまったのです。

もし、私が、ここに来なかったら、自分の内なる感情にずっとフタをしたままだったでしょう。でも、私はここに来て、見て、感じ、今まで自分を偽っていたことに気づいてしまいまったのです。

そうなると、もうこの本能を抑えることができなくなり、その店においてもらえないかと店長に頼んでみたのです。すると、ショーだけで暮らすことはできないからと、SMクラブを紹介してもらったのです。

しばらくして、私は、それまで勤めていた会社を辞め、週末は、SMショー、平日は、SMクラブで、Mとして本当の自分を生きています。SMは、パートナーとの相性が非常に大切です。SMショーは、決まった相手と何度も手合せするので、しばらくすれば息が合うようになりますが、毎夜異なるご主人様が訪れるSMクラブは、なかなかうまくいきません。でも、前の晩のプレイで残った鞭の跡や縛りの跡を鏡で眺めると、なぜか嬉しくなるのです。